盲愛な日々

丸山隆平さんをはじめ、関西のおっさんたちが好きです

GNM(ガンガンネタバレマクベス)本編

女に二言はない、気合い入れて29日13時のマクベス講演めちゃ細かくレポします。

 

まずあのですね、薄ら馬鹿な私、開演を14時だと勘違いしていました。だから余裕ぶちかまして12時30分に会場入りしたんですけど、意外と30分前でもグッズ・トイレ共に行けました。そして暇になって(このとき12時53分頃)ホールでスマホいじいじしてたんだけど、あら不思議、周りに人がいない(そりゃそうだ、開演5分前ですよ)。なんだみんなせっかちかよ…まだ1時間もあるじゃん…私もさみしいし席行こう…と席についたら「ただいまから~」とアナウンスがかかるわけです。こっち「?」ですよ。したら演奏者さんが位置につき始め、場面暗転、私相変わらず「?」。「ワーッ!」兵士が出てきて、丸ちゃんも出てきた。ここで私ポカン。

は、13時から?

今からマクベスを見るんだウオオオオオオオ!やったるぜ!という戦闘モードを全然作ってなくて、なんなら夜ご飯カレーにしようかラーメンにしようか考えていた私。アクセル全開の丸ちゃんに完璧に出遅れました。準備をしていなかった体がびっくりしたのか全身から染み出る汗、ぎゅんっとする上半身。特にみぞおちが終始ヒクついており、翌日筋肉痛になりました(´;ω;`)

私のような薄ら馬鹿はいないとは思うのですが、皆さまくれぐれもマクベス見るっていう準備をしっかり…筋肉痛になるし脳もびっくりするから…。

 

 

さてここからが本題。しょっぱなの殺陣がべらぼうにかっこいい(ZIP!でちょこっと映ったところ)。丸ちゃんがバッタバッタと敵兵をなぎ倒すんですけど、相手の首を掻っ切ったり相手を見下ろしてぶっ刺したり「待ってました!」な丸ちゃん。いや、マクベス。興奮ボルテージがぶち上がりましたイエ―イ!!!!この時点ではまだまだ「無駄な争いはしたくない」精神のマクベス

その次のバンクォーとの帰り道だけど、楽しげで勇ましいマクベスにグッとくる。殺陣シーン終わったからって気を抜いちゃだめですよ、いいですか。それで魔物から予言聴いて、本当にコーダの領主になって、さあ!次はいよいよ例のシーン。

帰城するやいなや、夫人をぐるぐるぎゅーっとしてほっぺやら額やらにキスの嵐。そのあとふっかーいキスをされまして、会場は水を打ったようにシーーン。私はというと呼吸を忘れてできる限り目を見開いて食い入るように見つめました。キッスは聞いていたより長くなく。何より、美しい…!ありがとう、目が洗われました…!と拝みたくなるような綺麗な接吻でしたナムナム。そんで接吻後もいちいち夫人を触る手がえっちぃから、手の動きにばかり気を取られてしまい全体像の把握ができず。具材多すぎて胃が処理しかねた…。特に、夫人の下半身をまさぐり自らの下半身も近づけるところで思考回路がショートしそうでした危ない。ただし客席に向かい夫人を羽交い絞めにして胸を揉みしだくところに関しては、「おい羨ましいな!私も触りたいからそこ変わってくれ!」と下世話なおっさん丸出しになりました。反省はしていない。

 

お次はダンカン王を殺害するシーンの弱っちい逃げ腰なマクベスです。やっぱ無理だぁ:;(∩´﹏`∩);:なマクベスを叱咤する男勝りな夫人かっこいい。案外ああいったへっぴり腰の弱丸ちゃん見たことないし、猟奇的な丸ちゃんよりレアかも…。今はマクベスという役だし関係ないんだけど。幻影の短剣に導かれるシーンの身のこなしが本当に優雅。丸ちゃんて体固かったよな…とか思わせないところがほんと。ああ好き。なんとかしてダンカンを殺すんですが、再登場ポンコツマクベス。ほんと愛おしいな君は。そんな頼りないマクベスだけど、次の場面での上裸黒ガウン、色気が半端ないから気を抜いたらいけませんよ。腹部、ばっきばきとまではいかないけども薄かった!!ワンパック卒業!ひと冬の思い出をありがとう!また帰ってきてね!(意外と推してる)

場面は変わり、バンクォー殺害後に幻覚が見えちゃうマクベスの演技が狂気じみててすごく良い。ちょっとオーバーかなとも思ったけど、あれ位がわかりやすくっていい!そしてマクベス明らかにおかしいぞ、と心配してる貴族からの野次馬視線を魔物が遮るっていう小ネタも楽しい場面。ここで「すべて台無しよ…」と天を仰いで泣く夫人に胸が切なくなる。頑張ったよね、心を悪魔にささげて頑張ったのにね、となんだかこちらも泣けました。くすん。たぶんここから夫人狂いだす。

 

その翌朝、マクベスが単身魔物に会いに行き、「女の腹から生まれたやつにマクベスは殺せない」「森が動いてくるまでは大丈夫」などとおよそ現実に起こり得ないだろうなっていう予言されちゃうもんだから舞い上がる。よっしゃ俺最強、と。ここから後は何に対しても怯えないし余裕しゃくしゃくマクベスになる。予言をいただく際にマクベスが自身に注射を打つ演出があるんですが、シャブってるみたいで妙にドキッとしました、悪い意味で。魔物の上司みたいな人が予言くれるんだけど、小さい男の子がその役で、緊張からか若干噛んでたのにほっこり。ここからしばらくはマクベスあまり出てこず、妻と子をマクベスに殺されたマクダフ役の遠藤要さんの熱演に目を奪われました。消費カロリーどのくらいなんだあれ…って見てました。

 

そしていよいよイングランド軍と手を組んだ王子の軍がマクベスを攻め落としにやってきます。って時に夫人、身投げ。それを知ったマクベス「あいつもいつか死ぬものだとわかっていた」。えっていうかそんなあっさりでいいの?ってくらいあっさりしてた。それは夫人の死をもって死にに行く覚悟ができたのか、それとももう気にも留めなくなっていたのか。(個人的には後者だと。マクベスもだいぶ気が狂ってきているし。)最初の「戦いはもう終わったんだ、やめろっ」と柔らかい声で言っていたマクベスはどこへやら、部下を平手打ちして狂ったように笑うし踏むしもう無茶苦茶。最高。前後しちゃうんだけど、部下に「鎧を着せろぉ!」って荒々しく命令し、部下が着せようとしてるのにジッとしないとこも、主治医に「病人(夫人)を治してやってくれ」って言ってる時の口調も全部狂ってる。怪しい薬でも打ってんのか?って位の狂いっぷりですがすがしかったです。あと病人て言い方よ。前半で濃厚アツアツシーン見せられたから余計にきついわ。

 

物語はゆっくりと終盤へ。マクベスははじめ3人の元部下と剣を交えるのですが、必死さはなくのらりくらりと殺していきます。「女から生まれたやつに俺は倒せないのだ」と薄ら笑いながら。アンガス(2人目)を殺すときが見ものです。アンガスの頭を抱きかかえるようにして顔を覗き込み、そのまま頬にくちづけをし(リップ音が聞こえたかもしれない…うろ覚えでごめんなさい)、アンガスの首を掻っ切ります。その流れのなんと鮮やかなこと!私には夫人とのラブシーンに匹敵するくらい(いや、むしろそれ以上に)色っぽく見えました。ロス(3人目)は、マクベスに忠誠を誓い直そうとします。フッと笑い、「ロス」柔らかい声色で呼びかけると同時に首筋に刃を当て、ぐっと引きました。残忍で最高。

そして迎えたマクダフ。マクベス優勢だったのに、マクダフが女から生まれてないと知ると、途端に以前の弱気マクベスに戻り、うろたえる。なんとか自分を奮い立たせたマクベスとマクダフの激しい刺し合いの末、マクダフが勝利するも、間もなく息絶える(おそらく)。このあと新国王の戴冠式があるのですが、不穏な音楽が鳴り、フリーアンス(将来王になると予言された)が新国王をじっと見つめている場面はまた次の戦いがあることを彷彿させました。

 

 

以上が劇の概要です。本当はもっともっとほかの演者さんについて書きたかったけれど、丸山さんにスポットを当てたかったので断念。読み返してみると、なんだか説明のようになってしまった(;'∀')

そんな私のイチオシポイントは、後半の狂いまくったマクベス。もう見ててホントすっきりする。そうだよ丸山隆平!それがほしかった!(どこから目線だよ)。丸ちゃんが雑誌などで再三言っていた「マクベスは嫁に認められたかった、臆病でかわいいやつ」感もよく出ていました。あと、二度目に予言をもらいに行く時だったかそれ以前だったか…はたまたマクダフとの対決だかで、暗闇でマクベスの目がらんらんと光っているんですよ、野犬のように。生唾飲みました私。殺気、というか、本気の目してて、あっ丸ちゃんのこんな瞳を見れる機会なんてそうそうない。むしろ、他人のこんな瞳見たことないという感じで…。うわ~どこだろ思い出せない悔しいっ!

個人的に魔物の瞳にライトが当たっている演出がすごく素敵だな、と。映画も本もばっちり頭に叩き込んできたけど、魔物に関してはこの舞台の演出が私的には一番良かったです。最初こそ「なんで魔女じゃないんだよ…」とげんなりしてましたが。マクベス衣装に関しては鈴木さんに菓子折り届けたいくらいどの衣装も格好いいし似合ってました。丸ちゃんにベレー帽かぶせてくれてありがとうナムナム。

 

さてとっ、一通り言いたいことは書きました!次の記事をもってマクベス感想、終わろうと思います。舞台挨拶のことなど…感じた事メインで書きます。私の勝手な解釈だとか思い違いもあるかもしれませんが、ここまで見てくださってありがとうございました!ただいま深夜2時です!笑